(仮訳)メキシコの熱帯雨林のリターから分離された菱形の分生子を有するアナモルフ菌の新種
Heredia, G. et al., 2002. New anamorph fungi with rhombic conidia from Mexican tropical forest litter. Fungal Diversity. Available at: https://fungaldiversity.org/fdp/sfdp/FD_11_99-107.pdf [Accessed May 23, 2022] 【R3-09532】2022/5/23投稿

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3行まとめ

メキシコ、ベラクルス州の熱帯雨林において葉のリターに発生した2種の菌をそれぞれBeltraniella fertilisPseudobeltrania macrosporaとして新種記載した。
前者はマンゴーの葉に生じ、分生子柄が分枝し、後者は分生子が既知の同属他種よりずっと長いことなどで特徴づけられた。
Pseudobeltrania属菌の検索表を掲載した。
Mexico, Veracruz, ‘La Mancha’, Municipio Actopan

(新種)

Beltraniella fertilis Heredia, R.M. Arias, M. Reyes & R.F. Castañeda
mycobank_logoSpecies_Fungorum

【よく似た種との区別】
Beltraniella aethiopica
分生子に無色の横方向の帯をあらわす
本種より分生子柄の最大長が短い
本種と異なり分生子柄頂部の分枝が短いか長いのではなく短い
本種と異なり分生子に”separating cells”を有するのではなく欠く
本種より分生子が短い
本種より分生子の幅が広い
本種と異なり剛毛を欠く
Beltraniella japonica
分生子柄頂部が分枝する
本種より分生子柄のサイズが小さい
本種と異なり分生子に”separating cells”を有するのではなく欠く
本種より分生子が短い
本種より分生子の幅が広い
本種と異なり分生子に無色の横方向の帯をあらわすという特徴を欠く
本種と異なり剛毛を欠く
Beltraniella portoricensis
分生子柄が短い
分生子柄の形状が類似している
剛毛の形態が類似している
本種と異なり分生子柄が分枝しない
本種より分生子のサイズが大きい
Mexico, Veracruz, ‘La Pitaya’, Municipio Zoncuantla

(新種)

Pseudobeltrania macrospora Heredia, R.M. Arias, M. Reyes, R.F. Castañeda
mycobank_logoSpecies_Fungorum

【よく似た種との区別】
Pseudobeltrania cedrelae
分生子柄が分枝しない
分生子が円錐形の頂部を有し嘴状
本種より分生子のサイズが大幅に小さい
Pseudobeltrania penziggi
分生子柄が分枝しない
分生子頂部が円錐形
本種より分生子のサイズが大幅に小さい
本種と異なり分生子が嘴状でない